農〜farmer's〜

農畜産物を生産・出荷している方をご紹介します

とまと部会所属 美崎 雅昭さん
農〜farmer's〜
農〜farmer's〜

農畜産物を
生産・出荷している方を
ご紹介します

健康に良く、
おいしいと思えるトマトを届けたい

とまと部会所属 美崎 雅昭さん

水・肥料を与えるときの鉄則

定年退職を機に就農した雅昭さんは、20アールの温室でトマトを栽培し出荷しています。温室ではロックウールを用いた養液栽培を行っており、例年、10月上旬から6月下旬まで出荷をします。ロックウールとは人工の培地で、水はけや通気性が良いことが特徴です。雅昭さんの温室では土を少量だけ使い、培地に管を挿して養液(水に肥料をとかしたもの)を供給しています。養液を与える時間帯や量などは機械で調整します。雅昭さんの栽培の鉄則は「少量多潅水」と呼ばれる方法で、養液を与える1回の量を少なめにし、回数を多くする方法です。樹が一度に吸収できる量には限りがあるため、こまめに与えることで養分をしっかりと吸収できます。

自然との戦いをやりがいにして

トマトの収穫は午前中に行います。気温が高い日は温室内がかなり暑くなるため、早朝に収穫します。他にも余分な葉を取る葉かき作業や、樹全体に太陽光を当てるためビニール紐で樹を吊る誘引作業などを行っています。栽培で最も困ることはコナジラミという害虫が原因で起こる病気です。病気は瞬く間に広がるので、気が抜けません。農業は自然が相手なので、難しいとよく感じるそうです。毎年、環境も異なるので、栽培方法が完成することはないのかもしれません。それでも、おいしいトマトができるように育てることは楽しくもあるそうです。

そんな雅昭さんは「自分がおいしいと思えるトマトを届けたい。健康にも良いので毎日トマトを食べてほしい」と話しました。

部会とともに

とまと部会担当

田渕 智也さん

お互いの第一印象は?

美崎さん:若い職員でありながら熱心に対応してくれている印象があります。

田渕さん:新しい取り組みにも積極的に挑戦してくれるという印象です。

あなたにとってどんな存在ですか?

美崎さん:顔を出してくれた時には質問攻めにしてしまうほど頼りにしています。その場ではわからないことも調べて教えてくれるので助かります。

田渕さん:何で困っているかを率直に聞いてくれるので、コミュニケーションが取りやすいです。今後は部会運営のことで頼りにさせてもらうことが多そうです。

相手の方にメッセージをどうぞ

美崎さん:今後も引き続き向上心をもって、担当の生産者のもとへ顔を出し、スキルアップとともに部会を盛り上げていってください!

田渕さん:これからもスキルアップできるようにがんばります!よろしくお願いします。

美崎さんが所属している

とまと部会

生産者数 83名
販売数量 50万ケース
栽培面積 19.9ha
販売金額 8億円

とまと部会では、桃太郎系とりんか409の品種を栽培しています。定期的にトマトの検査(色・つや・糖度)などを実施し、品質向上に努めています。豊川市を代表する農産物であり、「とよかわトマト」としてとよかわブランドにも認定されています。

農〜farmer's〜
園

〝香り〟で心を穏やかに
ハーブのあるくらしを愉しむ庭

影山 正一さん

為当町

もともとアロマテラピーなどに関心があった正一さんは、11年ほど前から庭でハーブを栽培するようになりました。それから自宅には年間を通して40~50種類のハーブと花、野菜などが植わっています。フェンネルやミント、オレガノ、カモミール、タイムなど栽培するハーブはリストにしています。庭のハーブは手で摘み取り、新鮮な状態のまま朝食で食べたり、乾燥させてハーブティーにしたり、毎日ハーブ特有の香りに癒されています。特にお気に入りのハーブはローゼルやホーリーバジルで、ローゼルの鮮やかな赤色はハーブティーやジャムにすると格別だそうです。

正一さんはプラケースに土を入れ、種を蒔き、苗が育ったら庭に植え替えています。ハーブは虫がつきにくいので農薬も使わず、少量の肥料で育つそうです。春に蒔くものと秋に蒔くものに大別され、庭のあちこちに広がっています。古くからハーブは薬用としても使われており、ハーブによってそれぞれ効能があります。また香りは脳や神経に伝わり、心を穏やかにするといわれています。

そんな正一さんは「多くの人に香りに親しみをもってもらえたらと思う。ハーブは健康にも良いし、種類も豊富でおもしろい」と笑顔を見せました。

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