
農畜産物を生産・出荷している方をご紹介します


農畜産物を
生産・出荷している方を
ご紹介します
この産地だからこそつくれるスプレーマムを
全国で飾ってもらいたい
全国で飾ってもらいたい
スプレーマム部会 研究委員所属 令和7年度研究委員長
黄木 康弘さん(写真最左)
未来を見据え、品種選定に取り組む研究委員
スプレーマムは毎年、県の試験場や種苗会社から新品種が発表されます。その特性を部会全体で共有するため、研究委員(6名)が中心となり試験栽培を行っています。挿し芽から育苗し、開花までの日数、見た目のバランス、発生しやすい病害など、現場でしか分からない情報を丁寧に確認します。
部会では年1回、新品種検討会を開催しています。令和8年度以降の候補として50種類以上の試験栽培が進んでおり、部会員が将来の主力品種を選びます。研究委員の取り組みは、産地の将来を見据えた大切な活動です。積み重ねた実績と経験を活かしながら、新たな品種づくりと環境変化への対応に挑んでいます。
〝スプレーマム発祥の地〟としての誇り
当JAスプレーマム部会は、昭和49年に全国で初めて周年栽培を確立したことから「スプレーマム発祥の地」と言われています。茎の太さや花の揃い、収量は全国でも高い水準で、長年築いてきた産地ブランドを守りたいという思いがあります。近年は気候変動の影響で、高温による立ち枯れ病が見られるなど、栽培環境は厳しさを増しています。高温耐性品種の検討に加え、初期生育の安定を目的とした冷房を使った育苗試験も行われましたが、燃料費や資材費の高止まりといった課題もあります。
黄木康弘委員長は「産地の強みを生かした品種を部会員でそろえて出荷し、全国でスプレーマムを飾っていただきたいと思う。将来的に、栽培に挑戦したいという方が部会に加わってくれたらうれしい」と話しました。

部会とともに
花き課 スプレーマム部会担当
林 晃大さん
お互い(研究委員)の印象は
黄木さん:配属1年目で一生懸命に取り組んでくれている印象です。頑張り屋だと思います。
林さん:いい品種を選ぶために試行錯誤をしており、新しい品種への取り組み姿勢に感服しています。
あなたにとってどんな存在ですか
黄木さん:ともに部会員の一員として育てていくというぐらいの気持ちで接しています。
林さん:検討会や視察の日程調整など多くの仕事で関りがあり、研究委員の方々に学ばせていただいています。。
相手の方にメッセージをどうぞ
黄木さん:わからないことや経験していないことは周りに聞いて成長してほしい。部会のためにがんばってほしい。
林さん:これからもいい品種を検討し、産地を盛り上げていきましょう。

黄木さんが所属している
スプレーマム部会
| 部会員数 | 46名 |
| 栽培面積 | 35ha |
| 販売数量 | 13.3万ケース |
| 販売金額 | 9.2億円 |
スプレーマムは、花もちの良さや茎のしっかりとした品質の高さから市場評価も高く、関東・関西の市場を中心に出荷されています。年間およそ1,500万本を出荷しており、出荷量は全国でもトップクラスを誇ります。



シンボルツリーと水屋がある
夫婦手づくりの庭
夫婦手づくりの庭
林 美代子さん
一宮町

45年ほど前に鉛筆ほどの細さで植えた夏椿が、今では立派に成長し、庭の中心でシンボルツリーとして存在感を放っています。その隣には、ご主人が手づくりした水屋が寄り添います。
美代子さんは約30年前から山草や樹を育て始め、今では庭全体が山の景観のように広がっています。瓦や石で小径を整え、回遊できるように工夫されており、四季折々の草木を間近で楽しめます。毎朝のようにジョウビタキ、ヤマガラ、シジュウカラなどの野鳥が木々にとまり、あいさつしてくれるそうです。
春一番に咲くセツブンソウやヒトリシズカ、ミカエリソウなど、山でそっと咲くような草花を好み、現在は120種類以上が植栽されています。また、クロモジをはじめとする木も30種類以上あり、庭のすべてがご夫婦による手づくりです。
一方で悩みもあり、ネコが来るのを防ぐため、フカフカの土を避け、あえて石を敷いたり枝を重ねたりして対策しているそうです。 美代子さんは「体力があるうちは庭づくりを楽しみたい。庭の花たちが元気をくれるから」と笑顔で話してくれました。

農畜産物を生産・出荷している方をご紹介します


農畜産物を
生産・出荷している方を
ご紹介します
この産地だからこそつくれるスプレーマムを
全国で飾ってもらいたい
全国で飾ってもらいたい
スプレーマム部会 研究委員所属 令和7年度研究委員長
黄木 康弘さん(写真最左)
未来を見据え、品種選定に取り組む研究委員
スプレーマムは毎年、県の試験場や種苗会社から新品種が発表されます。その特性を部会全体で共有するため、研究委員(6名)が中心となり試験栽培を行っています。挿し芽から育苗し、開花までの日数、見た目のバランス、発生しやすい病害など、現場でしか分からない情報を丁寧に確認します。
部会では年1回、新品種検討会を開催しています。令和8年度以降の候補として50種類以上の試験栽培が進んでおり、部会員が将来の主力品種を選びます。研究委員の取り組みは、産地の将来を見据えた大切な活動です。積み重ねた実績と経験を活かしながら、新たな品種づくりと環境変化への対応に挑んでいます。
〝スプレーマム発祥の地〟としての誇り
当JAスプレーマム部会は、昭和49年に全国で初めて周年栽培を確立したことから「スプレーマム発祥の地」と言われています。茎の太さや花の揃い、収量は全国でも高い水準で、長年築いてきた産地ブランドを守りたいという思いがあります。近年は気候変動の影響で、高温による立ち枯れ病が見られるなど、栽培環境は厳しさを増しています。高温耐性品種の検討に加え、初期生育の安定を目的とした冷房を使った育苗試験も行われましたが、燃料費や資材費の高止まりといった課題もあります。
黄木康弘委員長は「産地の強みを生かした品種を部会員でそろえて出荷し、全国でスプレーマムを飾っていただきたいと思う。将来的に、栽培に挑戦したいという方が部会に加わってくれたらうれしい」と話しました。

部会とともに
花き課 スプレーマム部会担当
林 晃大さん
お互い(研究委員)の印象は
黄木さん:配属1年目で一生懸命に取り組んでくれている印象です。頑張り屋だと思います。
林さん:いい品種を選ぶために試行錯誤をしており、新しい品種への取り組み姿勢に感服しています。
あなたにとってどんな存在ですか
黄木さん:ともに部会員の一員として育てていくというぐらいの気持ちで接しています。
林さん:検討会や視察の日程調整など多くの仕事で関りがあり、研究委員の方々に学ばせていただいています。。
相手の方にメッセージをどうぞ
黄木さん:わからないことや経験していないことは周りに聞いて成長してほしい。部会のためにがんばってほしい。
林さん:これからもいい品種を検討し、産地を盛り上げていきましょう。

黄木さんが所属している
スプレーマム部会
| 部会員数 | 46名 |
| 栽培面積 | 35ha |
| 販売数量 | 13.3万ケース |
| 販売金額 | 9.2億円 |
スプレーマムは、花もちの良さや茎のしっかりとした品質の高さから市場評価も高く、関東・関西の市場を中心に出荷されています。年間およそ1,500万本を出荷しており、出荷量は全国でもトップクラスを誇ります。



シンボルツリーと水屋がある
夫婦手づくりの庭
夫婦手づくりの庭
林 美代子さん
一宮町

45年ほど前に鉛筆ほどの細さで植えた夏椿が、今では立派に成長し、庭の中心でシンボルツリーとして存在感を放っています。その隣には、ご主人が手づくりした水屋が寄り添います。
美代子さんは約30年前から山草や樹を育て始め、今では庭全体が山の景観のように広がっています。瓦や石で小径を整え、回遊できるように工夫されており、四季折々の草木を間近で楽しめます。毎朝のようにジョウビタキ、ヤマガラ、シジュウカラなどの野鳥が木々にとまり、あいさつしてくれるそうです。
春一番に咲くセツブンソウやヒトリシズカ、ミカエリソウなど、山でそっと咲くような草花を好み、現在は120種類以上が植栽されています。また、クロモジをはじめとする木も30種類以上あり、庭のすべてがご夫婦による手づくりです。
一方で悩みもあり、ネコが来るのを防ぐため、フカフカの土を避け、あえて石を敷いたり枝を重ねたりして対策しているそうです。 美代子さんは「体力があるうちは庭づくりを楽しみたい。庭の花たちが元気をくれるから」と笑顔で話してくれました。

農畜産物を生産・出荷している方をご紹介します


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生産・出荷している方を
ご紹介します
おいしいと言ってもらえることが
農業をして一番うれしいと感じる瞬間
農業をして一番うれしいと感じる瞬間
出荷者組織協議会所属 鈴木 得正さん
本格的に農業の現場へ
これまで農業関係の学校で教壇に立っていた得正さんは、令和7年から本格的に農業の現場へ足を踏み出しました。実家はもともと農家で、休日には手伝いをしていましたが、今後は別の仕事と並行しながら週の多くを農業に充てる予定です。現在はカキとミカンを栽培しており、10月下旬から12月中旬までが収穫の繁忙期です。ミカンは宮川早生、夕焼け姫という2品種を栽培・出荷しています。ミカンは受粉しなくても実がなる果樹のため、主な作業は木の管理や防除、施肥などです。収穫作業は涼しくなってきてから始まりますが、その準備作業のほとんどが真夏に行われるので「そこが大変」と話します。
ブランド力を活かして
得正さんが栽培するミカンの品種の一つ「夕焼け姫」は、愛知県が開発したオリジナル品種で、鮮やかなあかね色の果皮が特徴です。豊川市では、夕焼け姫の栽培時に「タイベックシート」というマルチシートを木の根元に敷いて栽培します。これにより雨水の吸収が抑えられ、糖度がぐっと増します。この手間が〝ブランド力〟として品質を高めています。得正さんはこのブランド力をさらに活かすために、今後も積極的に「夕焼け姫」の栽培に取り組んでいく考えです。 そんな得正さんは「良い農産物は日本国内にとどまらず、世界にも羽ばたいてほしい。多くの人においしいと言ってもらえるようなミカンを出荷していきたい」と話してくれました。

部会とともに
販売担当
原田 武さん
お互いの印象は
鈴木さん:原田さんに限らず、JA職員は丁寧で熱意ある対応をしてくれるという印象です。
原田さん:私が通った母校に勤務していた先生なので懐かしさがあります。
あなたにとってどんな存在ですか
鈴木さん:カキ・ミカンのどちらの出荷においてもサポートしてくれる存在です。
原田さん:生産者が減少傾向にある中、積極的にブランドみかんの出荷に取り組んでくれているのでありがたいです。
相手の方にメッセージをどうぞ
鈴木さん:まだまだ知らないことも多いので、率直にいろいろとサポートいただけるとありがたいなと思います。
原田さん:これからも出荷量の維持に努めていただき、品質の良い農産物の出荷をお願いします。

鈴木さんが所属している
出荷者組織協議会
| 生産者数 | 187名 |
| 販売金額 | 2.8億円 |
出荷者組織協議会は約20品目の露地野菜などを出荷しています。当産地は多品目で高品質、安全安心が特徴の産地です。消費者に信頼される産地を目指すため、生産履歴記帳の徹底を図るとともに、定期的に残留農薬検査を行っています。



季節の移り変わりも愉しめる
ハンギングバスケットのある庭
ハンギングバスケットのある庭
齋藤 佐知子さん
一宮町

豊川市に住む前はベランダでガーデニングを愉しんでいた佐知子さん。10年ほど前に現在の自宅へ引っ越してからは、地植えや鉢植えなどガーデニングの幅がぐんと広がりました。「華美な花ではなく、素朴な植物を迎え入れたい」という思いでつくった庭には、アメリカンセージやヤブコウジ、シロタエギクなどの草花が植えられています。一角にはハンギングバスケットが並び、キンギョソウなどが咲いています。同じ種類の植物が別の場所にも植えられていますが、これは挿し木やこぼれ種で増やしているからだそうです。「新鮮なうちに庭に挿しておくと、どんどん広がっていくんです」と話します。
庭で育った植物は、部屋の中に飾ったり、ハンギングバスケットにして壁に掛けたりと、暮らしの中でも活用されています。植物が元気に育ってくれていると、自分も元気をもらえるそうです。また、自宅では幼いお孫さんや飼っている犬が遊ぶことがあるため、なるべく自然由来の肥料を使うようにしています。コーヒーの粉を乾燥させたものや卵の殻を肥料にしたり、猫よけにコショウをまいたり、ナメクジ除けにビールを置いたりと、身近なものを取り入れて工夫しています。
そんな佐知子さんは、「植物があると季節を感じられるのもうれしいし、季節のイベントに合わせた飾りつけも楽しいです」と笑顔を見せてくれました。



