管内のニュース
【豊川警察署】グリーンセンター豊川で特殊詐欺防止を啓発
豊川警察署と豊川防犯協会連合会は特殊詐欺防止を呼びかけるプレートを作成し、6月17日にグリーンセンター豊川で啓発活動を行いました。
愛知県では2019年に約620件の特殊詐欺事件が発生し、豊川市の6月時点での発生は5件、被害総額は約980万円でした。特に、警察官や市役所職員を名乗ってキャッシュカードをだまし取る手口が多く、さらに、最近では特別定額給付金に関する詐欺も発生しています。そこで、多くの人の目にふれる直売所などの店舗の消毒液ボトルに特殊詐欺防止を呼び掛ける防犯プレートを設置することで、来場者に防犯を促しました。
権田晃範組合長は「店舗には高齢の利用者も多いので、利用者に防犯を呼び掛けていきたい」と話しました。
【小坂井支店】父の日アグリフェア
小坂井支店は6月19日に父の日アグリフェアをAコープ小坂井店にて初開催しました。
父の日に地元のバラを贈ってほしいと、地元農家の生産したバラの花束を支店職員が販売しました。ピンクや白、赤、黄、オレンジなどのバラを組み合わせた花束は来場者に好評でした。この他、小坂井地区にて生産される牛乳や茹でたてスイートコーン、農協観光による世界のお菓子も販売されました。牛乳のPRには愛知県酪農協議会のキャラクターのアイちゃんも掛けつけました。
小坂井事業所の近藤事業所長は「父の日に合わせて、地元の花や牛乳などをPRすることができた。地域の方の地元農畜産物への理解や地産地消に繋がってほしい」と話しました。
【鉢物部会】母の日に向けポットカーネーション出荷
全国有数の生産量を誇るJAひまわり鉢物部会のポットカーネーションは、5月10日の母の日に向けて出荷の最盛期を迎えました。
今年は4月に低温が続き、農家は開花の調整に追われました。鉢物部会の桑名賢人さんの温室では、例年同様に赤やピンクなどの約30種類を生産しました。複数の色がついた複色系、成長とともに色が変わる品種も人気がありました。
今年は、新型コロナウイル感染拡大によるデパートや花屋の休業により、注文の約3割以上がキャンセルとなり、市場価格も暴落しました。こうした中、インターネット販売は例年に比べ多くの売り上げがありました。
【バラ部会 ローズメイト】感謝の言葉とバラを贈る
バラ部会の女性部組織のローズメイトは「父の日」に先立ち6月12日に竹本幸夫市長と権田晃範組合長に花束とアレンジフラワーを贈りました。
この取り組みは、今年で30年目を迎えます。アレンジフラワーや花束には新品種のマルゴーやピアチェーレ、シトラスジュエルなどのバラを使いました。
ローズメイトの天野貴子会長は「コロナ禍でバラの売上は今までないほど影響を受けている。大変苦しい時にも、豊川市で花をPRしたり、職員が購入するなど支援をいただき、助けていただいた。今後も品質良いバラを作り、バラの魅力も伝えていきたい」と話しました。
竹本幸夫市長は「豊川市の農業の生産額は県内でもトップクラスで、日本一の生産量を誇るバラは豊川市にとっても良いセールスポイントとなっている。厳しい状況が続いているが農家の人に元気になってもらえるようにこれからも応援していきたい」と話しました。
当JAのバラ部会員は36人で、18ヘクタールのハウスで栽培され、販売額は13億円。施設栽培により、年間を通して出荷しており、約150種類の品種があります。
【組織活性課】手作りマスクを社会福祉施設へ寄贈
組織活性課は、5月25日に豊川市社会福祉会館「ウィズ豊川」で、同市社会福祉協議会の伊藤憲男会長に職員が作った手作りマスク384枚を寄贈しました。18の社会福祉施設で活用されます。
このマスクは、手ぬぐいなどの生地を使って、組織活性課職員が在宅勤務などの時間を活用して作ったもの。ゴムには新品のストッキングを使用し、アイロンをかけ、ビニールで個包装しています。この取り組みはJA自己改革の地域活性化の取り組みのひとつです。
【国府小学校】生産者の立場になって考える食育
豊川市立国府小学校の古林郁子栄養教諭は地産地消と生産者を絡めた食育の授業を行いました。対象となったクラスでは、食の大切さを子どもたちに理解してもらうことで、給食の残食量が半年間で8割以上も減少しました。
また、この取り組みをまとめた教育論文が豊川市教育委員会の令和元年度教育研究論文で入選しました。同研究論文において、栄養教諭が食育テーマで入選するのは初めてです。
児童への食に関する指導や学校給食管理に携わる栄養教諭という立場から古林栄養教諭は、担任の木藤直樹教諭とともに、同クラスの児童を対象に、生産者を交えながら地産地消を学ぶことで、生産者のことを思いやり、給食を残さず食べることができる子どもの育成を実践しました。
当JAでは豊川市の学校給食課と定期的な会議を開き、学校給食に地元農畜産物の導入を進めてきました。また、学校に生産者やJA職員が訪問し、食育活動を行っています。