管内のニュース
【わい!わい!農園入園式】農作業に挑戦!
当JAは毎年恒例となっている食農体験講座「わい!わい!農園」を4月3日に開園し、12組37人が参加しました。
この農園は豊川市の小学生とその保護者を対象にした食農体験の場として、毎年行われ、今年が12回目の開催となります。わい!わい!ホールで入園式が行われ、権田組合長より「農業の体験を通じて、栽培の楽しさや、収穫の喜びを知ってほしい」と挨拶がありました。
圃場へ移動した参加者は、JA職員の指導のもと、クワを使って畝を作り、トウモロコシの種を撒き、マルチングシートを被せました。参加した子どもたちは使い慣れない農具にとまどいながらも作業を楽しんでいました。また、農作業には当JA職員の他、女性部員、地域ボランティア市民も参加しました。
【JAひまわり・とまと部会・ミニトマト部会】国の支援拡充を要望
当JAと、とまと部会、ミニトマト部会は、4月23日に豊川市に対し、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言発令の影響に対する国の農業者支援で、5月に第4次公募予定の「高収益作物次期作支援交付金」に関する要望書を提出しました。
長引くコロナ禍で施設栽培のトマト、ミニトマトや露地栽培のキャベツ、ハクサイ等の秋冬野菜は市場取引価格が低迷し、農家経営が大きな影響を受けています。しかし、4月初旬に発表された内容では、全国の支援対象となる品目に含まれていないため、県域で指定することができる品目に追加することを強く要望しました。また、施設栽培のトマト、ミニトマトについては暖房に使用する燃料費など経費負担も大きいことから、基準単価5万円/10アールからの引き上げを併せて要望しました。
【就農インターン制度】農家以外からの就農に挑戦
当JAは新規就農を目指す人を支援するため、平成29年から就農インターン制度を始めました。現在は、イチゴ農家で2人、アスパラガス・露地野菜農家で1人が同制度を活用して実習しています。
そのうちの1人である鈴木翔太さんは昨年4月から、いちご部会の日恵野克好さんのもとで実習をしています。鈴木さんは大学を卒業後に農業関係の就職先で農業資材の推進を担当。現場で農業に深く関わる中で、農業への関心が強くなり、愛着のある地元で農業を盛り上げたいという気持ちが強くなりました。農家世帯の出身ではありませんが、当JAの就農インターン制度や新規就農者への支援策を知ったことがきっかけで、就農を考えるようになりました。
研修品目としてイチゴを選んだ理由は、子どもたちが笑顔になるような作物を作りたかったからです。また、愛知県が新品種の開発に力を入れていることや、出荷調整作業を担う東三河パッキングセンター(JAあいち経済連)があることも決めた要因です。
鈴木さんは今夏の作付に向けて準備を進めています。
【バラ部会】生産者や生産現場を動画でPR
バラ部会は生産者や生産現場の様子を撮影した動画を作成し、1月9日からYouTubeにて配信を始めました。
同部会では毎年、卸売市場との販売対策会議や、小売店等との販売促進を目的にした産地ツアー等を開催していましたが、昨年度はこうした取り組みが開催できませんでした。そこで、生産者や生産現場のことを知ってもらうために動画を作成しました。動画ではバラの収穫や栽培管理などの作業工程を知ることが出来ます。
同部会の大井達彦部会長は「動画を通して、バラの生産者や生産現場を知ってもらい当産地のバラに愛着を持ってもらえたら嬉しい」と話しました。
【直販課×株式会社はなのき堂】「豊川産のトマトと大葉のおいしいスープ」新発売!
直販課と株式会社はなのき堂(新城市)が共同企画した「豊川産のトマトと大葉のおいしいスープ」の販売が3月12日から始まりました。
当JAの主力品目であるトマトとオオバは大手卸売市場で高い評価を受けていますが、外食産業の営業自粛などにより、トマトは例年の売り上げの約2割減となり、オオバも約5割減まで落ち込み、厳しい状態が続いています。一方、観光土産品を企画販売する同社は観光業の不振で販売が大きく低下した時期もありました。両者は以前より農産物の取引を行っていたこともあり、地元の人に向けた商品を共同開発しました。
トマトとオオバの味や香りを生かすため、フリーズドライし、調味料やチキンパウダー、オニオンパウダーなどを入れ、味わい深く仕上げました。本製品は粉末状になっているため、パスタなどの料理にもアレンジできます。 現在は、グリーンセンター豊川・一宮・音羽で取り扱っています。
【グリーンセンター豊川リニューアル】利用者からの声を店舗づくりに反映
グリーンセンター豊川は、3月12日〜14日の3日間にリニューアルオープンイベントを開きました。
今回のリニューアルでは、組合員からの「店舗内の通路を広くしてほしい」という要望に応え、売場に多段式什器を導入することで通路を広く確保しました。さらに照明器具やスポットライトにより店内を明るくすることで商品を見やすくするなど、買い物時の利便性の向上を図りました。イベントでは地元産のオオバや米、イチゴ、牛肉・豚肉などが特売され、3日間の総来場者数はおよそ1万人でした。
グリーンセンター豊川の小野田店長は「当店は地元の野菜や果物、食肉などの他、バラやスプレーマムなどの花も豊富。地元の方はもちろんのこと、それを目当てに遠方から来られる利用者にも対応した店づくりを進め、地元産農畜産物の魅力を発信していきたい」と意気込みを話しました。