管内のニュース
【とまと部会】トマトの出荷がスタート
とまと部会では、9月20日より秋冬トマトの収穫が始まりました。 今年は例年よりも早い出荷となりましたが、出荷数量は前年並みを見込んでいます。とまと集出荷センターに持ち込まれたトマトは、大きさや形状、着色具合によって機械で自動選別され、出荷されます。こうして出荷されるトマトは全国の産地の中でも有数なブランドとして取引されます。その背景には、同部会が品質検討会の開催、定期的な糖度検査などの品質向上を目指した取り組みを継続していることにあります。
【かき生産者組織協議会】次郎柿の出荷始まる
かき生産者組織協議会の東ブロックは10月12日に東部営農センターで次郎柿の目揃え会を開き、部会員32人とJA職員が出荷規格などを確認しました。
今年は長梅雨の影響が心配されましたが、色や食味は良好に仕上がりました。出荷量は例年並みで11月下旬まで出荷が続きます。
【豊川市、JAひまわり、東三温室園芸農業協同組合、愛知県農業共済組合】収入保険制度の加入促進に向けて連携
豊川市は収入保険制度の加入者が負担する保険料に対して、最大で20万円の助成制度を創設しました。県内では初めての取り組みとなります。
これに合わせ、豊川市と同市を管内とする当JA、東三温室園芸農業協同組合および、愛知県農業共済組合の4者は10月9日に、収入保険制度の加入促進に向けた連携に関する協定を結びました。
同制度は、災害などによる農業収入の減少を補填する制度で、保険期間中の農業収入が農家ごとに定める基準収入の9割を下回った場合に、一定の割合で補填されます。市の助成制度では、掛け捨て部分の保険料の2/3以内と付加保険料の10/10以内が助成されます(積立金を除く)。
今回の協定により、農業共済加入時に豊川市へ助成手続を同時に行うことができます。また、当JAや東三温室園芸農業協同組合も連携し、生産者に対して、同制度への加入を推進していきます。
【つまもの部会、畜産課、グリーンセンター】オオバと牛肉を特価販売!
つまもの部会では、生産するオオバが新型コロナウイルス感染症拡大により業務需要が減少する中で、家庭での利用をPRしています。 そこで、家庭で使いやすい25g入りの小袋の生産量を増やしました。また、オオバを使ったレシピの提供、さらにSNSで生産現場や生産者の情報なども発信しようと検討しています。
そのような中、直販課では11月2日より地元のオオバと牛肉の消費拡大を目的とした特価市をグリーンセンター豊川・音羽・一宮で行っています。この取り組みは新型コロナウイルス感染症拡大により影響を受けた農畜産物の消費を拡大するために、国の助成を受けて、当産地のオオバを店頭価格より5割引きで販売しています。また、同様に影響を受けている愛知県産牛肉(当産地を含む)も通常価格より3割引きで販売されます。
【組織活性課】残暑の中、農作業を楽しむ
組織活性課は、9月5日に令和2年度食農体験講座「わい!わい!農園」の第4回目を開催し、15組58人の親子が参加しました。
今回は、新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、参加者を2グループ分けて、ジャガイモの定植とダイコンの種を播きました。晴天の中、参加した家族は農家ボランティアや若手職員とともに汗を流しながら和気あいあいと作業を進めました。
参加した家族は「今年はコロナ禍で旅行などへ行けないため、農園を楽しみにしていた。子供たちも外でのびのびと楽しんでくれた。ジャガイモとダイコンの収穫がとても楽しみ」と話しました。
10月はサツマイモの収穫を行い、11月の卒園式では、今回定植をしたジャガイモやダイコンを収穫し、半年間の農園体験を振り返ります。
【直販課】HACCPの制度化に向けて
当JAでは農産物の加工品出荷者のHACCP(ハサップ)の制度化を受けて準備を進めています。8月20日には農林水産省や一般財団法人食品産業センター職員がグリーンセンター一宮の加工品等の販売状況及び加工品出荷者の製造工程などを確認しました。
食品衛生法の一部が改正され、来年6月までに原則全ての食品等業者に対して、HACCPに沿った衛生管理が求められます。HACCPは食中毒や異物混入などの食品事故を防ぐために、製造から出荷までの全工程における衛生管理手順を「見える化」し、「管理」するものです。
当JAのグリーンセンターに出荷される漬物などの加工品の製造においても、生産者は衛生管理計画の策定と実践が必要となります。直販課では、来年6月に向けて出荷者を支援していきます。