農畜産物を生産・出荷している方をご紹介します
農畜産物を
生産・出荷している方を
ご紹介します
菊を飾るという日本文化を絶やさず、
やっていて楽しい農業を
やっていて楽しい農業を
菊部会所属 小林 篤史さん
黄色の菊をメインに
祖父の代から農業を営み、29歳から本格的に就農した篤史さん。現在は50アールの面積で輪菊の栽培を行っています。篤史さんは通年出荷しており、黄色をメインカラーとして栽培しています。黄色は「JAひまわりのカラー」として選んでいるそうです。同じ黄色でも品種によって茎の太さや花のつき方は様々です。市場性や生産性、回転率などを考慮して品種を選定しています。篤史さんの栽培する菊は一輪咲きで出荷されます。栽培途中で1本1本確認し、脇芽欠きを行う必要があります。芽を土に植えてからおよそ100日間、無事に出荷できるように丁寧な管理を続けています。
菊がないと困る
「小林さんの菊はいいね」と市場から評価された時が嬉しいと話す篤史さん。盆、正月、催事、献花など、菊は日本の暮らしに欠かせない花として栽培を続けられています。部会に所属する人は減少傾向ですが、菊を飾るという日本文化を残していきたいと考えています。日々花を飾って楽しむ、子どもたちが花を飾る文化を知る、こうした「花育」が広がってほしいと話します。
そんな篤史さんは「やっていて楽しいと感じるから農業を続けていられる。菊がないと困ると思ってもらえるように良い品質の菊を出荷していきたい」と話してくれました。
太陽の下、
健康的に楽しむ家庭菜園
健康的に楽しむ家庭菜園
南渕 悦子さん 千両町
10年ほど前から「野菜を作りたい」と思い、近所に畑を借りて家庭菜園を始めた悦子さん。春夏と秋冬に分けて野菜を育てています。今年は暑い日が続いたため、秋冬野菜を植えだしたのが例年より遅くなったそうですが、第1弾、第2弾、第3弾と収穫時期をずらして植えつけます。ハクサイ、キャベツ、ダイコン、ブロッコリーなどが綺麗に並んでいます。相棒は、家庭菜園を始めた10年前に購入した耕運機です。一番使い勝手が良いそうで「物持ちもいい」と笑顔を見せます。土を耕すのは機械ですが、畝を作るのは手作業です。鍬を使い、土を盛り上げ、頂部を平らにしたところに野菜苗を丁寧に植えていきます。
農作業を始めてからは、太陽の下で体を動かしていることもあってか、病気知らずで健康的に暮らしているそうです。家庭菜園を始めてみて「畑作業が好きだ」と感じることが良くあります。自分で食べる野菜なので、農薬や除草剤は使わずに自然のまま育てています。
そんな悦子さんは「健康で長生きするために、家庭菜園を続けていきたい。自分で作る野菜はやっぱり美味しい」と話してくれました。