農畜産物を生産・出荷している方をご紹介します
農畜産物を
生産・出荷している方を
ご紹介します
キクラゲを豊川市の名産品にしたい
産直出荷者組織協議会所属 喚田 恵子さん
国産にこだわる
3年前から農業を本格的に始め、「木耳のお店」の運営も行なっている恵子さんは、グリーンセンター全店と産直ひろば全店に生キクラゲを出荷しています。地産地消にこだわり、おがくずから作られる菌床や培養、収穫、パック詰めの作業を全て豊川市で行っています。現状ではキクラゲに使用できる農薬はなく、カビの発生予防や防虫には、ハウス内の温度・湿度管理を徹底し、清潔な状態にすることが大切です。他の作物よりも多くの補虫シートを使用し、出入口に網を設けるなど自力で対応しています。こうした対策をしっかり行うことで、安全・安心な生キクラゲを出荷することができます。
自信を持って良い環境だと言えるように
ハウス内は設備によって環境をある程度一定にできますが、時季の影響がないとも言えません。冬は成長が鈍く、夏はグングン成長します。自然の摂理に栽培の難しさを感じつつも、栽培のデータを検証し、常に環境をベストにするようにしています。また、販売の面では、自ら広告塔となって販売を強化しています。多くの人に知ってもらうことで手に取ってもらえる機会が増えます。ただ、生産も考えつつ、販売も行なっているので、バランスが難しいそうです。 「キクラゲを豊川市の名産品にする」を目標に掲げる恵子さん。「ご飯の付け合わせとして加工したキクラゲを食べてもらえるようになってきたが、新たな魅力も提供していきたい」と今後の展望を話してくれました。
地域がつくる、人が集う、笑顔のガーデン
みかみガーデン三上町
毎週金曜日の夕方、季節の花々が植わる畑に花好きのメンバーが集まります。ここは地域の集いの場「みかみガーデン」です。4年程前に地元のメンバーが交流する場を作ろうとみかみガーデンを始めました。
メンバーは10人ほどで、季節ごとに種から花を育てています。今では近所の方から自宅で育てた花の苗をお裾分けいただくこともあります。その花の手入れをしながら、会話を楽しみます。時にはメンバーのお孫さんも遊びに来るなど、賑やかに過ごしています。作業がひと段落すると畑の中央にある木陰の下、ベンチに座り、涼みながらゆっくりするひとときも楽しみの一つだそうです。
結成した当時は、バーベキューや五平餅焼き、ネギ焼きなども行い、交流していました。しかし、近年は行えなくなってしまい、改めて「誰かに会える場」の大切さを感じました。また、メンバーの家族が手作りの看板やベンチ、地域の方がカラス除けなどを作ってくれました。
メンバーの鈴木さんは「お花を見ながらコミュニケーションが取れる場、これからもみんなと笑顔でおしゃべりしたい」と話してくれました。