農畜産物を生産・出荷している方をご紹介します
農畜産物を
生産・出荷している方を
ご紹介します
食べた人が美味しいと言ってくれることが喜び
アスパラガス部会所属 能勢 真範さん
上手くいかないことを自分の力で変えていく
もともとアスパラガスの栽培を行っていた家族と一緒に農業を始めるようになったのが15年ほど前。今は真範さんが事業主として約30アールのハウスでアスパラガスを栽培しています。品質を良くする、収穫量を増やすには水の管理と土の管理が基本です。しかし、天候や気温は毎日のように変化するので、常に状態を確認し、与える水の量や回数を調整します。また土づくりでは、堆肥などの有機物を中心に柔らかな土にすることで芽も育ちやすくなります。畝の高さも時期ごとに細かく変えて、株が育つベストな高さにしています。農業は、経験をすることで様々なトラブルに対応できるようになります。栽培が上手くいかないときに的確な対応ができたときには自信になるそうです。「もちろん対応を間違うときもある、それも楽しめたら」と真範さんは話します。
今よりもっと経験を積んで
今後は現在よりも栽培面積を拡大し、収穫量を増やす予定です。家族の協力に感謝し、自身は今よりもっと経験を積んで栽培に活かしていきたいと話す真範さん。「身近な家族も、近所の知り合いも自分の育てたアスパラガスを食べてくれた人が美味しいと言ってくれることが喜びです」と笑顔で話してくれました。
思い出の花木が植わる庭
藤原 照子さん豊栄町
玄関先に広がる庭には、いろいろな種類の花木が植わっています。入ってすぐにあるヒイラギの木は、挿し木をバケツで育て、家を建てるときに庭に地植えしたものです。それから50年以上経ち、背丈を越えるほどまで成長しました。同じ頃に知り合いの庭師からもらったマツもとても立派になりました。今では庭のシンボルとなり、家族の晴れ姿を写真に収める時は決まってこのマツの前に立ちます。
こうして庭で花木を育てていると、いろんな人からいろんな花木の挿し木をもらいます。ドウダン、サザンカ、クチナシ、ナンテン、チンチョウゲなどの多くは人とのつながりで植わっている思い出の花木です。
照子さんの庭先でのもう一つの楽しみは、メジロや山鳩などの野鳥が遊びに来てくれることです。メジロは12月頃から3月頃までの期間限定ですが、チンチョウゲにぶら下げたミカンを食べに訪れます。慣れてくると逃げずに呼びかけに答えてくれるので癒されるそうです。
照子さんは鉢植えの花も好きなので、季節の花を植えて楽しんでいます。「だんだんと世話をするのが大変になってきたけど、鉢で育った木を地植えしたり、色とりどりの花を飾ったりして楽しみたい」と笑顔で話してくれました。