農畜産物を生産・出荷している方をご紹介します
農畜産物を
生産・出荷している方を
ご紹介します
ひとりでは出来ない。支えてくれている人に感謝
つまもの部会所属 荒井 英之さん
計画通りにはいかない
代々、地元でオオバを栽培し、英之さん自身もオオバの栽培を始めて20年以上が経ちました。幼少期からオオバの栽培を見てきて「いつかは自分が」と考えていました。しかし、農業は思ったよりも大変で、「甘く考えていた」と感じる時がありました。オオバのハウス栽培は1年を通じて行います。通年安定して、色、香り、厚さ、大きさ、形などが整ったオオバを出荷できるのが理想ですが、どんなに気を遣っていても毎年トラブルがあり、計画通りに栽培が出来たことはありません。落ち込むときもありますが、簡単に出来たらつまらないと栽培の難しさがやりがいにもなっています。
やるべきことの積み重ね
オオバの栽培はやるべきことの積み重ねが結果に繋がります。病害虫の発生を少なくするため、ハウス内は清潔にし、収穫時に何か気付いたことがあればすぐに報告するようにパートさんにも情報共有しています。また、オオバは摘む葉と残す葉を見極めて収穫します。特に最初に主軸から出た分け芽は必ず残すように徹底しています。必要以上には取らずに少しでも主軸に負担をかけないことが安定した栽培に繋がります。
英之さんは「家族、パート・内職さん、そして食べてくれる人には感謝しかない。今後も感謝を忘れずにチャレンジしてどんな逆境も乗り越えたい」と話してくれました。
庭先の小さな菜園と
裏庭の大きな菜園
裏庭の大きな菜園
菅沼 信江さん中野川町
花がキレイに咲く様子も、野菜が立派に育つ様子も好きな信江さんは、毎年春と秋に、裏庭の畑の作物を植え替えます。夏はトマト、ピーマン、トウモロコシなど、冬はハクサイ、ダイコン、ブロッコリーなどを育てています。
新しく家を建てる際に、両親が耕した畑で野菜を作ろうと家庭菜園が出来るスペースを残しました。それから毎年、いろいろな作物を育てるようになりました。しかし自然が相手なので全部の作物の栽培が上手くいくことはありません。それでも立派に育ってくれるとやはり楽しいと感じます。
もうひとつの楽しみは、玄関先で育てるイチゴのプランター栽培です。過去にも挑戦してみたのですが、うまくいかなかった経験があります。そこで今回は動画共有サイトで調べてからやってみることにしました。1年目の苗からでたつる(ランナー)を株分けし、迎えた2年目。ついに株分けした2代目に実がつきました。それからは実が出来ては取って食べ、1年中楽しんでいるそうです。「やっぱり状況に合った手入れをしたらちゃんと出来ることがわかった」と喜びを伝えてくれました。
信江さんは「青く澄んだ空の下で、鳥のさえずりを聞きながら農作業をする時が自然を感じられて気が安らぐときかな」と笑顔で話してくれました。