農畜産物を生産・出荷している方をご紹介します
農畜産物を
生産・出荷している方を
ご紹介します
常に学びとチャレンジができる仕事
とまと部会所属 三浦 昌俊さん
先手を打つ
先代のとまと栽培・アールスメロン栽培を継いだ昌俊さんは、当JAのオリジナルブランド「匠トマト」を栽培しています。トマトの栽培で一番大事にしていることは摘果作業です。高品質のトマトを栽培するためには初期の作業から手間をかけることが大切です。先手を打って、まだ花が咲いている状態から選りすぐり、しっかりと太陽の光を当ててあげます。必要な葉だけを残し、余分な葉は取り除きます。「養分が少しでもトマトに行くように管理する」この作業が、収穫まで連動しています。
色あがりの良さ、 つやを追求する
トマトは水分を絞ると旨みが凝縮され甘みが強くなります。糖度などの基準を上回ったトマトだけが「匠トマト」として出荷されます。水分の調整、与える肥料の量、玉の大きさ、色つやの全てをバランス良く栽培するのは大変難しいことです。昌俊さんは部会の代名詞でもある色あがりの良さ、つやにこだわっています。「自分の作ったものが市場や生産仲間に良くも悪くも評価され、それが次作の励みになる」と栽培の面白さを話します。 昌俊さんは「今まで農業をしてきて常に失敗とチャレンジの連続だったが、それが楽しさでもあった。昨今の農業経営は厳しく失敗できないが、チャレンジは続けていきたい」と話してくれました。
撮影日:令和4年11月9日 撮影者:山本 恵〈tori film〉
土からつくる、
楽しさあふれる季節の菜園
二村 年昭さん赤坂町
玄関を囲むプランターと、家の前に広がる畑に季節の野菜。この冬は白菜、キャベツ、ブロッコリーなど9種類ほどの栽培をしています。年昭さんはもともと玄関先でプランター栽培を楽しんでいましたが、家の建て替えを機に畑作りを始めました。まず、庭に埋まった石を堀り出し、土を整備し、出来上がった畑に初めてサツマイモの苗を植えました。サツマイモは順調に育ち、予想を超える量が収穫出来ました。その経験があって季節の野菜を育てるようになりました。
今では、堆肥を自ら作るなど土づくりにこだわっています。栽培も種から育てるようになり、まるで子どもを育てるような感覚で手入れをしています。苗よりも種から育てる方が難しいと感じています。芽が出る喜びがあり、育てる楽しさも倍になります。
家庭菜園を始めて、自然と触れ合う時間が多くなりました。作業は楽しく、辛いと感じることはありません。時には夫婦で、時には娘夫婦と一緒に作業をし、家族のコミュニケーションにも繋がっています。何より、育てた野菜を家族や近所に配ると喜んでくれることがうれしいそうです。
「自分で育てた野菜はやっぱり格別」と笑顔を見せる年昭さん。今後は栽培の面積を少し大きくできたらと話してくれました。