農畜産物を生産・出荷している方をご紹介します
農畜産物を
生産・出荷している方を
ご紹介します
生きる上で欠かせない「食」を作っている
いちご部会所属 鳥山 隆夫さん
毎日行きたくなるようなハウスにする
父親から農業を継いで10年が経過し、11年目の収穫の時期を迎えました。隆夫さんの栽培するいちごの品種は「とちおとめ」です。甘味が強く、酸味もバランス良くあり、果肉が詰まったジューシーな味わいが特徴です。隆夫さんの栽培するイチゴは手入れの積み重ねによって作られています。高設栽培施設を囲む白いシートは全て手作業で巻かれ、数か所がホチキスで固定されています。害虫の侵入や雑草が生えないようにするためです。苗を植えたあとも余分な茎が次々に生えてきます。全ての株を見て必要以外の茎は1本1本手で外していきます。「毎日顔を見て、対話して。気持ち込めないと。毎日行きたくなるようなハウスなら仕事も楽しい」と隆夫さんは話します。
後悔したくない
「イチゴの栽培は毎年違うから難しい」と話す隆夫さん。イチゴは気温、天候など環境によって形や味が変わってきます。形の良くて美味しいイチゴをたくさん作るためには毎年毎年が勝負です。今でも他の部会員の栽培の様子を伺い、参考になりそうなことはやってみるそうです。「やって失敗したら納得出来るけど、後でやっておけば良かったとは思いたくない」と決めているそうです。
隆夫さんは「自分にとって農業は生きる上で必要な食を作る仕事。食べる人が美味しいと思うイチゴを作りたい」と話してくれました。
撮影日:令和4年10月26日 撮影者:山本 恵〈tori film〉
錆びた雰囲気と緑が並ぶ庭
今泉 三香子さん
大木町
太陽の光が一番当たる土間は植物の手入れをしやすいように広くとり、土間には緑をベースに植えた植物とレトロなアイテムが並びます。三香子さんは、古材や錆びの雰囲気が好きで、一緒に並べる鉢もお気に入りのものです。また、鉢を飾る棚など自分で作れるものは手作りしています。
季節の花を取り入れることも多く、冬は毎年、母校で販売されるシクラメンを飾っています。土選びや鉢選びは自己流なので、植物の栽培は今でも難しいと感じますが、毎日庭を眺めるのが楽しみになっています。
庭をいじることが趣味だった祖母や父の影響で自然が好きになった三香子さん。実家の庭も家族で手入れをしています。実家では姉妹でガーデンカフェを開くことがあり、三香子さんの楽しみのひとつです。実家でも自宅でも飾られているものは、新しく造られたものというよりは、どこか懐かしく温かさを感じるもので、古材が売られているショップで購入したり、知人から古くて使わなくなった物をいただくこともあるそうです。
「自分が好きなことだから楽しめる」と話す三香子さん。今後は自宅の庭にテーブルや椅子を置いて外の空間を楽しみたいそうです。