ごあいさつ
代表理事組合長 今泉 秀哉
地球上の人口は、すでに80億人に達し、2050年までには100億人に増加すると推計されています。一方、地球は“沸騰化”、“砂漠化”が進む中で自然災害が急増すると共に世界各地で勃発する様々な紛争などにより、食料の安定供給を危惧する声が高まり、人類が食料不足に陥る可能性と食料の奪い合いが顕在化する状況が迫っています。地球上で作物の生育に必要な土壌は、1cm生成されるのに100年から1000年の歳月が必要です。日本において、米は1年に一作、多くの穀物は種まきから半年経なければ収穫できず、食料はすぐに確保できないのです。そうした農家の地道な作業や努力によって日本の食が守られています。
さて、JAひまわりの管内である豊川市では、多種多様な農業が営まれ、多くの品目が生産されています。国内生産・国内消費につながる地産地消をモットーに私たちは、農畜産物直売所を約35年前から女性部の「食と農を守る」活動から始め、採れたてを毎日届けるグリーンセンター・産直ひろばとして「地域農業の応援団」の皆様にご利用いただいています。農業は、消費者や地域の皆様の理解と応援なくして成り立ちません。今日、様々な生産コストが増加し、農業経営はとても厳しい状況が続いています。コスト高分の価格転嫁を含め、農業の持続可能な再生産価格の実現にご理解とご協力をお願い申し上げます。
私たちは、「協同の原点に立ち返り農業とそこに住む人々のかけ橋になる」を役職員の行動理念として、地域の皆さんと共に様々な事業や活動を通じて農業とくらしを支え、地域の幸せづくりを目指しています。「ひまわり」のように明るく、元気な農業と心豊かな未来に向かって取り組みを進めてまいります。