農〜farmer's〜

農畜産物を生産・出荷している方をご紹介します

産直出荷者協議会所属 田中 清一さん 田中 美知代さん
農〜farmer's〜

農畜産物を
生産・出荷している方を
ご紹介します

夫婦二人三脚で
おいしいと喜んでもらえるものを

産直出荷者協議会所属 田中 清一さん 田中 美知代さん

毎年人気の高い「とうき美人」

清一さん・美知代さんご夫妻は、グリーンセンター豊川・一宮・音羽にスイートコーンを出荷しています。品種は「わくわくコーン」「ゴールドラッシュ」「プレミアム味来」の3種類。なかでも「プレミアム味来」は糖度や大きさなどの条件を満たすと、産直オリジナルブランド「とうき美人」として販売され、多くのファンに親しまれています。

農業は代々続く家業でしたが、おふたりは別の仕事をしながら手伝い、10年ほど前から本格的にスイートコーンを出荷するようになりました。機械を扱う作業は清一さん、摘果や細かな調整は美知代さんが担当。互いの得意を生かし、二人三脚で協力し合っています。

丁寧に作られた〝朝採れ〟をお届け

「スイートコーンは鮮度が命」と話すおふたりは、まだ薄暗い朝5時半から収穫を始めます。採れたてのトウモロコシは、そのまま出荷調整をして直売所へ。まさに〝朝採れ〟そのままの甘さを味わうことができます。

スイートコーンは2月下旬に苗を植え、トンネル作りや土寄せ、穂が顔を出すのを確認し、摘果作業を行います。おふたりはこの作業の一つひとつを丁寧に行います。美知代さんおすすめの食べ方は、薄皮を1枚残したまま電子レンジで加熱し、バーナーで軽く焼き目をつけて醤油を一塗りするもの。「おいしいって言ってもらえることが何よりうれしい」と語る美知代さん。清一さんも「人に喜んでもらえるものを作るのがやりがい」と笑顔を見せてくれました。

店舗とともに

グリーンセンター音羽産直出荷担当

曽田 充紀さん

グリーンセンター音羽(産直店舗)はどんなお店ですか?

田中さん:グリーンセンター全店ですが、出荷物の調整で、「持ってきてほしい」と依頼されることがあります。声をかけてもらうとなんとか並べられるように頑張ろうと思います。

曽田さん:グリーンセンター音羽は花木の品ぞろえが豊富だと思います。また、山も近いので、珍しい果物が並ぶこともあります。

産直出荷の良いところはどんなところですか?

田中さん:名前で買ってくれる人もいるので、「田中さんの出荷を待っているよ」と聞くとうれしいです。

曽田さん:スイートコーンは鮮度が大事なので、朝採れの野菜が並ぶのが良いところです。産直ならではの新鮮野菜をぜひ食べていただきたいです。

田中さんが所属している

産直出荷者協議会

部会員数 1,230名

グリーンセンターや産直ひろばに出荷する農家が所属しています。出荷者に対し、栽培日誌の提出を義務付け、安全安心な農畜産物の出荷に努めています。また、出荷者への栽培サポートの動画提供や講習会を開催し、品質向上に繋げています。

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園

花で感じる幸せ
愛情あふれるフラワーガーデン

井田 小絵さん

家を建て替える前から、庭を造ることを決めていたという小絵さんの庭は季節の花々や樹であふれています。クリスマスローズやエキナセアなどの洋花をはじめパンジー、ユリ、ハナミズキの樹など種類は数えきれないほどです。季節によって咲く花が違うため、1年を通して花を愉しんでいます。

かつて訪れた旅行先では、暮らしの中に庭が根づいている様子に感銘を受けたそうです。「どの庭にも住む人の愛情が感じられ素敵だった」と振り返ります。

小絵さんの裏庭は、自身の手で少しずつ作り上げてきた造作物が並びます。レンガの小道やライオンの像が飾られた門、水道にいたるまでが自作の物です。「今思えば、よく造れたなと自分でも思う」と笑顔を見せます。

庭に植えられている花は、地元ではあまり見かけないものもあり、県内で取り扱いの多い花屋を探して遠出したこともあるそうです。そこから株分けや挿し木などで増えていった花も多く、友人から譲り受けたものや、種から苗まで育て植えたものもあります。花が咲き終わるころには全ての花がらを一つひとつ軸から落とし、次の季節に備えます。作業量は多く大変ですが、きれいに咲かせるためには大切な作業です。

そんな小絵さんは「花を見ているだけで幸せに感じる。自分で世話ができる間は楽しみたい」と話してくれました。