
農畜産物を生産・出荷している方をご紹介します


農畜産物を
生産・出荷している方を
ご紹介します
見た目がきれいで、
おいしいアスパラガスをどんどん食べてほしい
おいしいアスパラガスをどんどん食べてほしい
アスパラガス部会所属 濵田 義光さん
畑一面アスパラガスが理想
もともと先代が別の品目を栽培していたハウスを定年退職後に整理し、アスパラガスの栽培を始めた義光さん。地元でアスパラガスの栽培を始めた人から話を聞き、JAひまわりで行われたアスパラガスの栽培講習会に参加しました。現在は10アールのハウスで、部会の主力品種である「ウェルカム」を栽培しています。アスパラガスの収穫時期は3月から10月にかけてです。収量を増やすためにはバランス良く芽が出てくることが大切です。芽が出そろわないときは、水や肥料、気温などさまざまな要因が考えられます。「畑一面アスパラガスが理想なんだけどね」と栽培の苦労を話します。
アスパラガスの栽培を 選んだのなら
冬が過ぎ、気温が少しずつ上がってくる2月下旬頃。ハウス内に水をしっかりと撒き、2重のカーテンを使ってハウス内を締め切ります。天気が良ければハウス内は40度近くにもなり、有機肥料(堆肥)をしっかり混ぜ込んだ土壌は、地温15度まで上昇します。この環境をつくることで、3月ごろに最初の芽が顔を出します。芽がたくさん出てくると朝6時ごろから収穫を行います。豊川市産のアスパラガスは見た目がきれいでみずみずしく、太さもあって味がおいしいことが特徴です。アスパラガスを電子レンジで温めて、マヨネーズをつける食べ方が義光さんのおすすめだそうです。
そんな義光さんは「いろいろな選択肢がある中、アスパラガスの栽培を選んだ。せっかく栽培をするなら品質が良くて、おいしいものを作りたい」と話してくれました。




四季折々の表情をみせる
小品盆栽
完成品を目指して
小品盆栽
完成品を目指して
市川 和衛さん

庭先に並べられた600以上もの鉢。これらは和衛さんが育ててきた盆栽です。中には50年以上手をかけているものもあります。盆栽ブームで一般家庭でも多くの盆栽が育てられていた時代、「育ててみろ」と知人に渡された盆栽をきっかけに、長年続く趣味になりました。和衛さんが手入れを行うのは「小品盆栽」と呼ばれる、高さが20㎝ほどの小ぶりな盆栽です。全体は小さくても、「根張り」、「立ち上がり」、「枝順」といった盆栽の基本をしっかりと整えます。また「懸崖」と呼ばれる、枝を垂れ下げる形もあります。育てている樹は、マツ、モミジ、真柏、馬酔木、長寿梅、ヒュウガミズキ、ツクモケヤキなど多種多様で、花が咲くものや実をつけるものなど、四季折々の異なる表情を楽しめることが魅力です。特に山査子には、和衛さんのオリジナルの「提灯作り」を施しており、非常に珍しい形をしています。
盆栽の手入れは、目指す形によって異なりますが、栽培は基本的に水やりと肥料を与えることです。和衛さんは「誰にでもできるけれど、誰にもできない」という、その奥深さこそが小品盆栽の魅力だと話します。自分のなかの「こうしたい」を目指して育てることは楽しみのひとつです。
そんな和衛さんは「思い描く〝完成品〟になるまでは月日もかかるし、手入れも必要。いまここにある盆栽を完成に近づけていきたい」と話してくれました。