農畜産物を生産・出荷している方をご紹介します
農畜産物を
生産・出荷している方を
ご紹介します
地元の野菜を
ずっと食べてもらえるように
ずっと食べてもらえるように
出荷者組織協議会所属 山本 明広さん
苗の段階からずっと気に掛ける
農業関係の仕事をしていた明広さんは、28歳の時、実家の農業を引き継ぎました。作目はキャベツやハクサイなどの露地野菜を栽培しています。初夏のスイートコーンの栽培は明広さんが始めたそうです。約7haの畑に計画的に野菜の苗を植えます。
一口にキャベツといってもたくさんの品種があり、地元の土や水にあった形が良く育つものを選んでいます。発芽した苗の管理を家族で行っており、朝、昼の前後、夕方とこまめに状況をチェックします。根貼りが良くなってきて、畝に定植するまで気が抜けません。
1日中外での肉体労働
キャベツの定植は機械で行いますが、収穫は手作業で行います。10aの畑でおよそ5、000玉のキャベツを収穫するので、全てのキャベツを収穫するのは大変な作業です。パート・家族で協力して行っています。露地栽培は、暑い日も寒い日も1日中外での肉体労働です。また、天候によって予定の前倒しや遅れてしまうなどの影響を受けます。キャベツの出荷は10月下旬から5月後半まで続きます。明広さんは「品質の良い作物が出荷できた時が何よりもうれしい」と話します。
そんな明広さんは「先代から受け継いできた農業を絶やすのは簡単。農業は厳しいと言われているが、チャレンジしていきたい。地元の緑を守って、地元で育てた野菜をこれからも子どもたちに食べてもらいたい」と笑顔を見せてくれました。
縁起物とこだわりが
詰まった夢の日本庭園
詰まった夢の日本庭園
仲田 昌弘さん
御津町
縁起物で知られる松・竹・梅をはじめ、ミカンの木や槇、百日紅(ひゃくじつこう)、岩檜葉(いわひば)、芝桜などが植わっているのは、昌弘さんが手入れをする日本庭園です。およそ15年前に母屋を建てる際に、庭を造るための木を用意しておき、庭師と配置を決め、夢を実現させました。一度植えた木も咲く花の色が合わないときは、植え替えるなど、自分が植えたいものだけにこだわって造っています。庭のシンボルである中心の岩は水が流れているような模様になっており、両脇にはマメツゲで作られた、鶴と亀、宝船があります。これは、かつて昌弘さんが東京の由緒ある神社を訪れた時に、参道に鶴の形をした植木があるのを見て、自分の庭にも植木で鶴を飾ろうと思ったことがきっかけだったそうです。庭に初めて来る人にも鶴と亀と宝船は好評で、「縁起がいいね」と喜んでくれるそうです。
枝を刈る、葉を落とす、消毒をするなどのすべての手入れを昌弘さん自身で行っています。木はすぐに成長し、高くなるので、大きな脚立に乗らないと届かなくなってしまいます。近年は、安全のため、脚立はなるべく使用しないように早めに切っておくそうです。それでも「手入れは頭を使うから健康にもいい」と話します。
そんな昌弘さんは「いい庭だね。と言ってくれることが庭を管理する励みになる。イメージ通りの庭が出来て満足している」と話してくれました。