農〜farmer's〜

農畜産物を生産・出荷している方をご紹介します

スプレーマム部会所属 鈴木 健仁さん
農〜farmer's〜

農畜産物を
生産・出荷している方を
ご紹介します

日常に花を贈る習慣を

スプレーマム部会所属 鈴木 健仁さん

飾ったときに 癒されることが花の魅力

20歳の時に、家業である農業を始めた健仁さんは、現在、34アールのハウスでスプレーマムを栽培しています。当初は別の品目でしたが、将来性を見込み、スプレーマム栽培に転換しました。主に10品種を選定して栽培しています。品種を選ぶ際には、栽培のしやすさ、市場評価が高いかなどを基準にしています。その中でも1、2割は花の形や色合いで目を引くような品種を選んでおり、その1つが、八重咲きという形が特徴的な「オンシア」という品種です。健仁さんは「自宅で飾ったときに癒されることが花の魅力」と話します。

植物が居心地の良い 状態で栽培する

豊川市はスプレーマムの栽培が盛んで、鮮度の良さ、日持ちの良さ、品質の良さを特徴としており、市場等から高い評価を受けています。部会では高品質なスプレーマムの安定的な出荷を目標としており、出荷時の検査や定期的な目揃え、圃場巡回を行っています。近年の資材費、光熱費の高騰、異常気象は農業経営にとって厳しい環境です。健仁さんも毎日ハウスに顔を出し、ハウスの温度や花の状態をチェックし「植物の居心地の良さ」を意識して栽培を行っています。

そんな健仁さんは「記念日などの特別な日ではなくても日常生活で花を飾る・贈る習慣が増えてくれたらうれしい。自分たちも花を買って贈るように心がけている」と話してくれました。

部会とともに

花き課 販売担当

岩城 圭汰さん

お互いの印象は?

鈴木さん:自分の意見をしっかりと伝えてくれる印象があります。

岩城さん:いつも元気で話しやすい人という印象です。

あなたにとってどんな存在ですか?

鈴木さん:あらゆる面でとても頼りになる存在で、なくてはならない人です。

岩城さん:部会の課題を解決しようといつも尽力いただくのでありがたい存在です。

相手の方にメッセージをどうぞ

鈴木さん:指導員時代同様、販売担当の現在も頼りにしています。

岩城さん:今後もスプレーマム業界を盛り上げていきましょう。

鈴木さんが所属している

スプレーマム部会

部会員数 50名
栽培面積 35ha
販売数量 14.7万ケース
販売金額 9.6億円

スプレーマムは昭和49年に全国に先駆けて当産地に試験導入され、その後、周年栽培技術が確立されました。栽培品種の豊富さや日持ちの良さなどから、家庭用としても幅広く使用されています。

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園

季節ごとの野菜を楽しむ家庭菜園と
季節のイベントで楽しむジャンボカボチャ

竹本 一雄さん

為当町

自宅近くの畑で、季節ごとに野菜を育てている一雄さんは、今夏もトマトやピーマン、ナス、キュウリなど定番の夏野菜を栽培しました。自家用として栽培していますが、たくさん収穫できた時は近所で直売を行い、喜んで買って行ってくれる人がいるからうれしいと話します。

昨年、知り合いの人から、「介護施設のハロウィンイベントでカボチャをくりぬいたジャック・オー・ランタンを飾ろうと思っているので、ジャンボカボチャを育ててくれないか」と依頼があり、種を受け取りました。ちょうど育てるスペースがあったので試しに育ててみると、立派なジャンボカボチャができ、施設の人達にも好評ですごく喜んでくれたそうです。今年も依頼を受け、4月下旬に種を蒔き、20本ほどの苗を植えたところ、8月の収穫期には12個のジャンボカボチャが実りました。ジャンボカボチャは地面と接地している部分が腐ることや、安定せず変形してしまうこともあるため、一つ一つ発泡スチロールのシートを改良して敷き、栽培したそうです。昨年よりも大きなジャンボカボチャが育ち、中には高さが50センチ、横幅が60センチを超えるほどの立派なものも獲れました。今年も介護施設での10月のハロウィンイベントとして飾り付けられる予定です。

そんな一雄さんは「喜んでもらえるなら元気なうちはこれからも作ろうかな」と笑顔を見せてくれました。