農畜産物を生産・出荷している方をご紹介します
農畜産物を
生産・出荷している方を
ご紹介します
毎日買って毎日食べてもらえるような
おいしいミニトマトを安定して出荷したい
おいしいミニトマトを安定して出荷したい
ミニトマト部会所属 冨永 陽市さん
JAひまわりという産地のブランド
28歳の頃から農業に携わってきた陽市さんは、現在、105アールのハウスでミニトマトを栽培しています。ロックウール栽培と呼ばれるロックウールの培地を利用した養液栽培を行っています。1列がおよそ20メートルのロックウールを、1つのハウス分全部繋げると400メートル以上になるそうです。農業を仕事とするときに収益が上がらないと事業として成り立たないと考え、産地としてのブランドが確立されているミニトマトの栽培を選択しました。陽市さんは部会の中でもトップクラスの出荷量です。
安定した収量の確保と雇用
「農業を仕事として続けていくためには、栽培品目の温度管理、病気耐性と人が重要」と話す陽市さん。安定した収量の確保と品質維持には労働力が欠かせません。陽市さんは外国人技能実習生やパートスタッフを30人以上雇用し、収穫などを行ってもらっています。パートスタッフが働きやすい環境づくりも大切にしています。陽市さんは、今後の展望として部会全体の品質の安定や品種の研究などで貢献したいと考えています。
そんな陽市さんは「毎日買って毎日食べたいと思ってもらえるような安定したおいしいミニトマトを作っていきたい」と話してくれました。
景観としても
土壌としても喜ばれる
春を告げる菜の花畑
土壌としても喜ばれる
春を告げる菜の花畑
鈴木 俊彦さん 谷川町
大通りから小道に入った角の畑一面に見えるのは、黄色の絨毯のように広がる菜の花畑です。2つの畑を合わせるとおよそ10アールほどの畑に鮮やかに咲いています。俊彦さんは代々受け継がれてきた土地を遊ばせておきたくないとは思ったものの、真冬に何か植えるには広すぎると感じていました。たまたま町内に菜の花を出荷している農家があり、「菜の花はきれいだな」と思って植えてみたそうです。そして、3年前に始めた菜の花畑は毎年2月初旬ごろに花が咲くようになりました。
道行く人が笑顔で写真を撮影する様子や、近所の人に声をかけてもらい、「喜んでもらえて良かった」と話す俊彦さん。この菜の花は2月末頃までの季節限定です。俊彦さんは花が咲き終えるとトラクターで土壌に巻き込み、柔らかい土壌を作り出します。花の茎や根は土壌内の通気性を良くし、繊維質は土壌で有機物に分解され肥料になります。こうして作られた土を使い、家庭菜園としてスイカ、トマト、ナスなどの夏野菜とサツマイモ、ダイコンなどの秋冬野菜を作っています。たくさん収穫するとまた近所に配り、喜んでもらえるそうです。
そんな俊彦さんは「みんなが喜んでくれるなら毎年植えようかな」と笑顔を見せてくれました。