農〜farmer's〜

農畜産物を生産・出荷している方をご紹介します

アールスメロン生産者組織協議会所属 大林 利光さん
農〜farmer's〜

農畜産物を
生産・出荷している方を
ご紹介します

今年は良いものが作れたと
毎年言えるように

アールスメロン生産者組織協議会所属 大林 利光さん

網目の割れ始めが最も大事

およそ34アールの温室でアールスメロンとトマトを栽培している利光さん。夏の始まりとともにアールスメロンの出荷作業に追われます。1玉の重さが約1.5㎏あり、1シーズンに8,500玉ほどを収穫します。アールスメロンは天候の影響を大きく受けるので、栽培が非常に難しい果実です。利光さんが最も気を遣うのは網目の割れ始めのタイミングがベストかどうか。この時が品質の分かれ目です。アールスメロンは網目の綺麗さや均一さによって等級が変わるため、特に見た目が重視される果実です。利光さんの行う土耕栽培では水分管理が重要で、綺麗な網目を形成するために、畝の間に水を流し込む時もあります。また、梅雨の時期は反対に水を与えすぎて網目が裂けてしまうこともあるので、樹の状態と天候を毎日確認し、その都度必要な作業を行わなければいけません。

大切な人への贈り物として

温室ごとにタイミングは分かれますが、収穫作業が始まると1日中ひたすら収穫を行います。ハサミを使い、1玉ずつ丁寧にツルから切っていきます。そして1玉ずつ丁寧に磨き、出荷を行います。利光さんは20歳の頃から父親の農業を継ぎ、アールスメロンを栽培しています。栽培は毎年難しいのですが、困ったときにはアールスメロン生産者の先輩の話を参考にし、栽培技術の向上に役立てています。

利光さんは「今年はいいものが作れたと毎年言えることが理想。品質の良いアールスメロンを作り、地元のアールスメロンを大切な人に贈ってもらえたらうれしい」と話してくれました。。

部会とともに

販売指導課
アールスメロン生産者組織協議会担当

小林 恒喜さん

お互いの印象は?

大林さん:勉強熱心な方だという印象です。
小林さん:どんな話も聞いてくれる、参考にしてくれる方という印象です。

あなたにとってどんな存在ですか?

大林さん:参考になる情報を提供してくれる存在です。
小林さん:情報を共有したときに、実際に栽培に取り入れてくれるので、一緒に作物を育てている感覚です。

相手の方にメッセージをどうぞ

大林さん:仕事では信頼しています。仕事以外では賑やかに盛り上げてください。
小林さん:「仕事は真剣に、賑やかなときは元気に」そんな関係性でいたいです。

大林さんが所属している

アールスメロン生産者組織協議会

部会員数 26名
販売数量 152,000玉
栽培面積 7.5ha
販売金額 1.58億円

初出荷前に販売指導員がほ場を巡回し、糖度検査と果肉熟度の確認を実施するとともに出荷時にも糖度検査を行い品質向上に努めています。

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園

縁あって農作物を作る
つながりが広がった

平松 好二さん 赤坂町

家庭菜園を始めて約20年。かつて荒れ地だった自宅裏を畑にしてから毎年、野菜を育てています。この夏もトマト、オクラ、ナス、夏大根、ホウレンソウなどを植えました。美味しい野菜作りのために、市が配布・販売する堆肥チップを混ぜ込んだ土を使っています。家庭菜園も自然との戦いです。雨が続くと実が水に浸かり、ダメになってしまいます。また、野生のサルやシカ、タヌキなども新鮮な野菜を狙っています。サルは屋根に上って農作物を食べていくので困ったものです。

好二さんは自宅のほかにも、野菜作りを行っています。地元で耕作放棄地となってしまった土地を持つ人と、農作物を栽培したいけど土地がない人とを結びつけ、同世代4人のグループで野菜作りをしています。育てているのはスイカやサツマイモなどツルものが中心です。他にも、市内のナシ農家の草刈りを手伝ったり、カキ畑の手入れをしたり、知り合いのミカン農家の作業を手伝いに行っています。「出来ることをやっているだけだから」と作業を楽しんでいます。作業の御礼に果物やコメを渡してもらえることもあり、「取ったばかりの農作物は、何よりも美味しく感じる」と話します。自宅でも収穫したばかりの野菜で作る料理が一番美味しいそうです。

そんな好二さんは「今後は地域のサポートとして庭の手入れなどの違う分野でのつながりを広げていけたら」と話してくれました。